こんにちは、皮膚科中村です

これからの時期に発症しやすい皮脂欠乏性皮膚炎についてご紹介します

皮脂欠乏性皮膚炎とは……

皮脂や汗などが減少し乾燥肌の状態に、

加齢や環境(冬の季節や入浴時の洗いすぎ)を背景に発症しやすく、

皮膚のバリア機能が低下し、湿疹を生じた状態です

皮膚両面がかさかさして、白い粉がふいたようになったり、

魚のうろこ状にひび割れたり、湿疹化したところは赤み、かゆみなどを引き起こします。

大人の足のすねによく起こりますが、どの年代、どの部位に生じてもおかしくありません

予防法は……

入浴時にナイロンタオルでごしごしこする習慣のある方はいませんか

タオルで必要以上にこすることで、皮膚の角質が剥がされ乾燥を招きます

入浴時は、泡立てた石鹸を手で体をなでる程度で十分汚れは落ちますので、

こすりすぎないことが大切です。

熱いお風呂やシャワー、長時間の入浴も避けましょう

また、入浴後などに保湿剤を使用し、スキンケアをすることが予防につながります。

保湿剤もしっかり量を塗ることが大切で、テカるくらい、もしくはティッシュが付くくらい

塗って下さいね

お子さんに保湿剤を塗ってあげるときは、体中にチョンチョンチョンと点で保湿剤を置いて、

『テントウムシごっご』をしながら塗ると、喜んで自分で塗り広げてくれますから、

試してみて下さい

湿度が低くなってきたら、加湿器を使ったり、コットンの肌着にする、体温が上がるとかゆみが増すので、アルコールや香辛料は取り過ぎないようにするなどに、気をつけることも

必要です

治療は……

湿疹化してしまった場合には、保険でステロイド外用剤に加え、保湿剤(ヒルドイドローションや軟膏)を処方します。

かゆみがひどく、夜中に知らないうちに引っかいてしまうという方には、かゆみを抑える

内服薬(抗アレルギー剤)も処方しています

お顔も乾燥する方は、スプリングという施術がお勧めです

電気刺激により、痛みなく真皮まで美容成分を導入することができます

当院では、ビタミンC、ヒアルロン酸、トラネキサム酸、プラセンタ、コラーゲンなどのオリジナルカクテル美容液を導入しています

乾燥による肌荒れや、乾燥小じわを防ぎ、クスミを取り除く効果があります

一度、皮脂欠乏性湿疹が発症すると、かゆくてかくことで、悪化してしまう事がありますので、早めにご相談ください

スプリングスペシャル ￥10,000円(レーザー後￥8000)

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