こんにちは院長の安藤です。
当院ではシミ治療の相談も、とても多くいただいております。
そこで今日は光治療IPL(アキュチップ)とレーザー治療(Qスイッチルビーレーザー)の治療経過の違いをお話させていただきます。
アンジュールの光治療機はキュテラ社製のライムライト・アキュチップを使用しています。
ライムライトは顔全体に照射するのでくすみの改善やハリ・透明感アップ、お化粧のりの改善などの効果が期待できます。
数の多い細かいシミに関しては1つずつアキュチップで治療をしていきます。ライムライトと組み合わせて治療することも可能です。
その中でも大きいシミや特に取りたいシミ、ADM、黒子などはルビーレーザーを使用して治療します。
アキュチップのメリット:単価が安い(20ショット11,000円)、痛みが軽度、テープ不要
アキュチップのデメリット:薄くなるが消えにくい
Qスイッチルビーレーザーはジェイメック社製のnanoQを使用しています。
10ショット(φ4mm)11,000円 原則としてテープ保護が必要ですが、広範囲の場合はステロイドのクリームとHQコンシーラを使用することもあります。ざっくり言うと、アキュチップに比べると少し高くて痛いけど効果も高い!って感じの治療です。
ただここで問題になってくるのが、PIH色素沈着です。色黒の方はアキュチップでも色素沈着をすることがありますが、レーザーの場合アジア人は照射後に高頻度で色素沈着を起こします。
その色素沈着期間に再照射してしまうと、さらにその色素沈着期間が延びてしまいます。なるべく色素沈着しないために、通常、日焼け止めやHQなどの美白クリームを塗ってスキンケアを行います。でも中には日焼けに無頓着で、日焼け止めはもちろん、このコロナ禍お化粧もしない方もいらっしゃいます。そこで、日焼け止めも塗らず、公園に行ったりプールに行ったりバーベキューしたりする一人の男性で実験をしてみました。実際、色素沈着はどうなるのでしょうか。
治療前の状態です。上のシミをルビーレーザー。下のシミをアキュチップで照射しました。
照射後7日目テープを剥がします(クリック👆)
ピンク色の肌が見えたので成功です!
術後8か月。半年たっても消えないので、半分あきらめていましたが、気づいたら消えていました。アキュチップを照射したところも薄くなっています。(アキュチップも日焼けをする方は3か月は再照射まで間をあけることを推奨します。)
結論としては、半年経って消えてない色素沈着も、もう少し待てば薄くなる可能性があるぞ❕ (ただしこれはある男性の結果であって全ての方の結果を保証するものではありません。)
PS.早速今日の診察でブログ見ました!という方が2人いらっしゃってFGF治療をされていかれました。本当嬉しい限りです。筆不精の自分ももう少し頑張ってみようと思います。
安藤でした🐯